どんぐりの世界に答えを出すブログ

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マインドセットをたとえ話で分かりやすく解説する

マインドセットとは

 マインドセットは、経験や教育、先入観、思い込みから作られる考え方の癖です。有名な例え話で説明しましょう。

 ある2人の靴会社の営業マンAとBがいます。2人は、靴を履く習慣がないアフリカのとある国に市場調査に行くことになりました。その国に靴を履く習慣がないことを知らない2人は、到着した国での光景に驚愕しました。その時の2人の感想はそれぞれ次の通りです。

営業マンA:「誰も靴を履いていない!ここは靴を履く習慣がないのか!これじゃ靴を売っても売れないぞ!」
営業マンB:「誰も靴を履いていない!これはチャンスだ!靴の良さを宣伝して売れば、市場はがら空きだから大儲けできるぞ!」

 この営業マンのとらえ方の違いがマインドセットです。2人とも同じものを見たはずなのに、考え方の癖が違うから別々の感想を持っているのです。

 マインドセットはよく色眼鏡に譬えられます。人は、常に現実を色眼鏡で着色してみているのです。

なぜこのようなことが起こるか

 なぜこのようなことが起こるのでしょう?それは、情報が足りないからです。

 「靴を履く習慣がないが、その習慣を変えるのは無理だろう。第一、靴を買うお金さえないのかもしれない」と営業マンAは考えたのかもしれません。しかし、「習慣を変えることは無理」「靴を買うお金がない」は予想でしかなく、本当にそうかは情報がないとわかりません。

 「みんなは靴の存在を知らないだけなんだ!靴の便利さを伝えれば、みんな靴が欲しくなってどんどん売れるぞ!」と営業マンBは考えたのかもしれません。しかし、「靴の存在を知らないだけ」「靴の便利さを伝えれば、みんな靴が欲しくなる」は予想でしかなく、調べてみなければわかりません。

 情報が足りない部分を、無意識のうちにマインドセットが補って予想しているのです。しかし、その補うのに使われた情報は、自分の経験や思い込みで作られたものであり、正しいとは限りません。

 マインドセットは書き換え可能なので、営業マンAも営業マンBのように考えるようになることも可能です。しかし、それについては別のサイトに譲ることにします。

まとめ